身近であった人工透析の経験談|実際に人工透析になった人の体験事まとめ

【61歳男性】
通院し飲み薬を処方されていた病院から、飲んでいる薬を変える旨の説明がありました。

納得して服用したものの、体は拒否反応を起こしていておかしいと気づいたのも時すでに遅く、検査をしたら腎臓が動いていないとのことでした。

つい最近までなんでもなかったのに、突然の入院と、尿が出ない現実に驚きました。焦りもしました。

この先どうなってしまうのだろうと、不安しかなかったです。

あまりにも突然だったので受け入れるまでは相当な時間が必要でした。

腎臓移植の話もありますが、ドナーが見つからなければずっと透析をしながら待ち続けるしかありません。

私は、週に3日、1日おきに人工透析をしています。

尿が出ないということは、老廃物は出る場所がないために私の体内をずっとさまよい続けます。

摂取した水分も勿論、排出される場所がないので体内にあります。考えると気持ちのいいものではありません。

食べ物も塩がきついものは喉が渇くので避けています。

カリウムがたくさんある果物も食べられません。好きな食べ物が食べられないのは結構堪えます。

夏場は汗をなるべくかかないように水をたくさん摂取しないようにエアコンをかけて凌いでいます。

冬場は乾燥から水を飲みたくなるのですがやはり老廃物が体内に回ってしまうので氷をなめてごまかしています。

1日おきに透析をするので、注射針の後が腕にいくつもいくつもできました。血管も弱っているので大好きだったゴルフもやめることになりました。

ショットを打つ負担に血管が耐えられない、切れてしまうとのことでした。ショックでした。

血管が細くなってきているらしく、なかなか針が入らないときもあるので、慣れたと言ってもやはり嫌な事には変わりないですね。

透析で全身の血を抜いて綺麗にするので、その後は非常にけだるく動くのもままなりません。

それでも、自宅には帰らないといけないので、なんとか力を振り絞って動いています。

次の日の予定が立てづらいのもあります。透析がないからと、予定をいれると調子が悪くていけなくなるという日も増えました。

自分の好きな事、自分の好きな食べ物を諦めなければならないのがつらいです。遠出、旅行もできなくなりました。

全国各地を回るのが夢だったんですけど、夢のままで終わってしまいました。

いい年をした高齢者ですが、このままずっと透析で生かされるのかと漠然とした不安にかられるときがあります。

今更、ドナーが現れたとしても私の方が手術する体力がないので、このまま透析を続けていくしかないと思っています。
【44歳男性】
私の親しくしている人に人工透析をしている人がいます。

その人工透析をし始めて、もう5年以上が経過しています。

私と既に知り合った時には人工透析を開始していたので、開始当時の苦労はあまり聞いたことはありません。

しかし人工透析をしながら、家事や介護を行う苦労を聞いたことがあるので、ご紹介していきたいと思います。

人工透析というのは、腎臓に問題があって、体の中の老廃物を排泄できないため、機械を通して血液を綺麗に浄化するという作業です。

自分ではできないことを人工透析の機械で行います。そのため定期的に行わなければいけません。

友人は、もう既に人工透析に通う生活リズムというのはしっかりできあがっていました。

むしろ、人工透析にきちんと通わなくては体の中の老廃物が増えて意識障害なども引き起こすことがあるため、それに恐怖を抱いていました。

そのため何があっても人工透析が最優先という生活を送っていたのです。

人工透析が最優先の生活であまりこれまで問題がなかった彼女ですが、最近一つだけ彼女にとってショッキングな出来事がありました。

それは義母の死に目に立ち会えなかったことです。

彼女は夫の母、つまり義母と同居していました。義母の協力なしでは人工透析をしながら子育てや家事をすることができなかったからですね。

そのため嫁姑の仲が良かったのは言うまでもありません。

そんな義母は健康な人でしたが、がんを患い3ヶ月の闘病生活を送りました。

もういよいよかなという時にも、いつも後ろ髪を引かれる思いで人工透析に行っていたといいます。

人工透析を受ける病院が義母が入院する病院と同じであればよかったのですが、人工透析できる病院というのも限られています。

そのため同じ病院ではなかったのですね。人工透析に通う時間も実際に受けている時間も常に義母は大丈夫かなという不安を抱えていたのです。

そんな義母は夫やその兄弟の世話を受けながら、延命治療は行わず、病院で静かになくなりました。

しかしその時彼女は?まさに人工透析中であったのですね。

今日は大丈夫かな?といつも思っていた彼女ですが、やはり人工透析中に亡くなってしまったのです。

それでも途中で人工透析を辞める訳には行きません。彼女にとっては命の綱ですから。そのため治療が終わってから彼女は駆けつけたのです。

この話を聞いて、人工透析の人は、大切な人の死にも立ち会うことができないのか?と思いました。

自分の命の綱なので欠かすことはできないのですが、それでも重要な時に立ち会えないというのは少し悲しい現実だなと思いました。

菊芋のすごい効能|菊芋を食べて血糖値が下がった体験談